内定通知書が届いたけど断って取り消しても問題ない?

学生向け

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社会人になるという自覚の元、乗り越えてきた就職活動の結果、会社から「内定通知書」が届くのは本当に嬉しいものですね。ただ、就職活動も受験と同じように、皆さん何社かを受けていることと思います。

その中で第一志望から無事に内定をもらう前に、他の会社から内定通知書を受け取っている場合も多いでしょう。そんな時は先に内定通知書をもらった会社で働かなくてはならないのでしょうか?

学生はもちろん、第一志望に就職したい訳ですから、他の会社からの内定を断わっても良いのでしょうか。第一志望の内定の前に、他社から内定通知書を受け取っている場合を想定して見て行きましょう。

内定通知書とは?

「内定」を専門用語で言うと、「始期付解約留保労働契約」という、特殊な状態の労働契約となります。

始期付解約留保労働契約の内容

  1. この労働契約は、「内定」の時点から成立します。
  2. この労働契約に従って労働を開始するのは、入社日以降のことです、
  3. この労働契約が成立してから入社日になるまでの間、会社側にはこの労働契約を解約する権利があります。(内定取り消しが一定程度許されています。)

ですから、「内定」は会社と学生の間では労働契約を成立していますが、入社日までに内定取り消し事由が発生した場合には、会社側は学生に対して内定を取り消すことが出来ます。

それでは、学生の方から内定を辞退することは出来るのでしょうか。

内定を辞退する時は入社日2週間前までに

内定を辞退する場合は、会社側に迷惑を掛けない様に、早目に対応しましょう。

内定をもらったからといって、その会社に絶対就職しなければならないといった決まりはありませんが、民法上は、内定辞退は入社日2週間前までなら可能となっています(民放627条1項)。

もし、入社日2週間前以降に内定を辞退した場合は、既に内定後の研修も受けている場合もあり、会社側からすると、その会社の仕事のノウハウを知られてしまったということになります。

その為、会社が被った損害に対して賠償を請求されることがあることは、念の為覚えておいて下さい。

中には、「内定を受けながら断ったことは社会人としてあるまじき行為であった」という反省文を何百字書いて提出しなさい、と言われた学生の例もありますが、大抵は丁寧に内定辞退を伝えれば、これは仕方の無いことですから、内定後に研修等を受けていても、それで終わりとなります。

内定辞退は、必ず入社日2週間前までに通知しましょう。

内定を辞退する時は

内定を辞退する時は、入社日2週間前までに、丁寧に断りの連絡をしましょう。

メールでは無く、自分で電話をしましょう。メールを一方的に送るのではなく、相手に対して直接話すことはマナーとしても大切です。ちょっと可笑しな言い方ですが、断るのは誰でも嫌なものです。でも、逃げずに、これも社会勉強だと考えて、気持ちを決めて電話しましょう。

しかし、あなたの入社を予定していた相手に迷惑を掛ける訳ですから、謝意を表すことも忘れずに。

「先日は内定のご連絡を頂き、ありがとうございました。自分の適性や将来のことなどを検討した結果、貴社には大変ご迷惑をお掛けしてしまいますが、御社の内定を辞退させて頂きたく、ご連絡を差し上げました。大変申し訳ございません。」と言う様な言い方をしましょう。

内定辞退の理由は、あちらから聞かれない限りはこちらから言う必要はありません。企業の採用担当者も内定辞退の電話はよく受け取るものです。

内定辞退の連絡は、丁寧にするのは当然ですが、辞退理由は聞かれない限り言わなくて大丈夫です。

もし、辞退理由を聞かれた場合は、嘘はつかずに正直に答えましょう。

「他社からも内定を頂き、熟考の末このような結論に至りました」と言う様に答えるのがベストです。言いにくいことですが、真摯な態度で正直に話しましょう。

ただ、あまりにしつこい質問、例えば「どこの会社に決めたのか」「うちの会社よりどういう点が良いのか」等の質問が続くようなら、「これ以上の回答は控えさせていただきます」ときっぱり断りましょう。

電話をする場合、下手に出ると言うか、おどおどした調子は厳禁です。

採用担当者の中には質問攻めにして、自分の会社に引きずり込もうとする人もいます。そんな場合でも、相手のペースに飲まれず、自分はこの会社の内定を断る電話をしているのだ、あくまで自分の気持ちは他社の方に決まっているのだと言う信念を強く持って下さい。

時には「内定辞退は法律違反だ」とか、「これからはあなたの学校の後輩は採用しない」というような脅し文句を言う会社もあります。

しかし、内定を辞退することは法律違反ではありません。それも頭にしっかり入れて対応しましょう。

電話が終わったら、後は第一志望の会社で働、丁寧且つきっぱりとした態度で電話をしましょう。

お詫び状を送るのが丁寧

電話で内定辞退の連絡をした後、最後に「お詫び状」を送るのが、より丁寧なマナーであり、こちらの誠意を伝えることが出来ます。また、後輩達の為にも礼儀を尽くすようにしましょう。

電話をした後、すぐに書いて投函するのがベストです。

例文はネット等で色々ありますので、それを参考にしながら心を込めて書きましょう。

オワハラの問題

近年、内定を出した学生達に対して、他会社への就職活動を行わせない「オワハラ」が問題となっています。

先項で説明した通り、学生側からも内定を辞退することは出来ます。ですから、内定が成立した後も学生が行う就職活動を強制的に中止させることは、原則的に会社側は出来ません。

現在は内定を出した学生に、入社日前から数回か研修や行事を行う会社が増えています。これらは学生の本分である学業に支障を来たさなければ良いのですが、一定以上の拘束、学業に支障が出るほどの作業や歓迎会等への参加は断ることが出来ます。

内定をもらった会社の研修等で、学生の単位が足りなくなって卒業が出来なくなったというようなことになったら、本末転倒です。あくまで学業を優先し、参加出来ないものは出来ないとハッキリ断ることが出来ます。

最後に

内定辞退の仕方を見てきましたが、如何でしたでしょうか。

  • 内定辞退の理由は聞かれない限りこちら言う必要は無い
  • 理由を聞かれたら、正直に他社に決めたことを伝えるのが誠意
  • お詫び状をすぐに送る

これらがポイントです。

自分の人生を決めることでもあるので、誠意を持って、しかししっかりと相手に辞退を伝えましょう。

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